Left Alone Revisited/Archie Shepp & Mal Waldron
前の日記にも載せたとおり
この前、CDを購入。そのなかから
Left Alone Revisitedについて紹介したいと思った。だけ
この収録は、2002年。
あれ?
Mal Waldron(マル・ウォルドン)さんて、この年の12月に亡くなっている。
悲しいことに、このアルバムが最後のようです。それにしても、晩年に収録するとは
さて、left aloneという曲は、ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)さん(歌手)に哀悼の意をこめて作曲したそうです。
特別な感情があったのでは?という推測に至るには難しくない状況があったり
作詩はビリーさん本人。
1957年から彼女の伴奏を努め、1959年、彼女が亡くなるまで付き添っていたとか
ウォルドンさんは、left aloneを弾くと、彼女のことを思い浮かべてしまうためあまり演奏する気になれなかったと言っていたそう。
Archie Sheppさんと共演する機会があり、それ以降前向きに、彼女との良いことを思い出しながら演奏することを考えるようになり
レコーディングに踏み切ったとか
演奏内容として、ウォルドンさんは、相変わらず?素直というか、いつも聴くような演奏。
それでも、安心して聴ける、静かに胸を打つかのような哀愁。素晴らしい演奏だと思います。
シンプルに聴こえるけど、曲ごとに雰囲気が違う。変えている。聴くと聴くほど面白いな。と思う。
これは、1960年にレコーディングされたもの。
Jackie McLeanがフリーになる前辺りかな。がっついたバラード、凄みがあるな。
今回のシェップさんも、前面に出てくるようなサックスを吹きますが、温かみがあります。
もし。機会があったら聴いてみてはどうでしょう。